【リサイクルショップの開業マニュアル】古道具屋・骨董商も古物商許可が必要

リサイクルショップを開業しようと思った場合に、古物商許可申請が必要なことはなんとなく理解している人が多いでしょう。しかし、開業準備は古物商許可申請をして商品を仕入れるだけにとどまりません。一度、開業にあたって必要なことを整理しておきましょう。思ったよりも早く行動に移さなければいけないことに気がつくかもしれません。

古道具屋・骨董商・アンティークショップ…開業にあたってやることは?

古道具屋や骨董商、アンティークショップというと、どんな品物を扱うのかよく分からない人もいるかもしれません。簡単に言ってしまえば、ジャンルに関係なく古い道具を取り扱う商売人のことです。身近な例で言えば、リサイクルショップも古道具屋や骨董商に分類されています。新品ではなく、古物を扱っているというのが大きな特徴です。これらの開業準備を見ていきましょう。

開業準備1:古物商許可申請

古道具屋や骨董商として商売をしたいなら、古物商の許可申請は必要不可欠です。古道具屋や骨董商が取り扱う古物を仕入れたり、販売したりするには、古物商の許可を申請しないと「古物営業法違反」になってしまいます。

また、古物商の許可がないと古物市場に参加したり骨董市に出店することができません。そのため、リサイクルショップなどを開業する際には、古物商の許可を必ず申請しましょう。

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開業準備2:開業資金の用意

古物商許可をとるだけでは、古道具屋や骨董商として開業することはできません。無店舗で販売を行うとしても、商品の仕入れにかかる費用などある程度の資金は用意しておく必要があります。

お店の規模などによっても用意しなければいけない資金は異なりますが、無店舗で人件費0で始める場合でも開業資金として100万円程度は用意しておいた方が良いでしょう。

店舗経営の場合は、少なくとも300万円程度は開業資金として必要になってくるケースが多いようです。ただし、店舗を賃貸で借りるのか、自己所有物件を使用するのかでも金額は大きく変わってきます。もし店舗を借りる場合は、数ヵ月分の家賃は用意しておきたいところです。

この開業資金には、仕入れ代の他に賃貸料、古物商の取得にかかる費用、内装外装工事費用、インターネット整備や電話番号の取得、宣伝費などが含まれます。資金の額に応じて出来ることは変わってくるでしょう。

開業準備3:店の準備

店舗経営をする場合は、開業前に店の準備もしなくてはいけません、外装や内装はどうするのかといったところから、商品を陳列する什器などを用意していきます。資金が不足している場合、DIYでお店の内装を手掛けるケースも増えています。どんな雰囲気の店にしたいのか、その点をよく考えて店作りをしていきましょう。

意外と什器も大切なポイントで、同じ商品でも雰囲気のある什器を使うかどうかで見映えがまったく変わってきます。商品の魅力を客に伝えるためにも、大切にしたいポイントです。

開業準備4:在庫の置場所を確保

仕入れた古物の在庫を置いておける保管場所も確保しておかなくてはいけません。自宅や営業所などに保管スペースがある場合は別ですが、そうでなければ倉庫などを借りておく必要があります。

自宅などに置場所があっても、家具などサイズの大きな古物が多い場合は、置き場がなくなってしまうということも少なくありません。後から困らないように計画的に準備をしておきましょう。

開業準備5:必要に応じてトラックの準備

営業形態によっては、軽トラなどの業務に使える自動車が必要になることもあります。特に出張買い取りを行おうとしているなら、軽トラックは必要不可欠になるでしょう。ネットを使って仕入れをする場合は別ですが、自分の足で各地を回って商品を探す場合は、荷物を多く積めるような軽トラックがあると便利です。

ただし、小さいもののみを扱う場合もあるため、ケースバイケースです。もともとある自家用車でも支障をきたさないなら、軽トラを必ず用意しなければいけない訳ではありません。

営業用に使用するため、事業用軽貨物車として事業用黒ナンバーの準備もしていきたいところです。任意保険は業務用になるため、一般家庭用のものとは異なり、高くなるはずです。一方で、自動車税などは黒ナンバーにすることで安く抑えられます。

開業準備6:仕入れによる商品の確保

商売として古道具屋を始めるなら、商品は必要不可欠です。開業するまでに用意しておきたい商品在庫の目安は300点ほどだと言われています。少なすぎてもいけないですが、はじめから大量に仕入れてしまうと、失敗するケースが多いため300点ほどが適当だと考えられているようです。もちろん、お店の規模や扱う古物のジャンルによっても適正な数は変わってくることは頭にいれておきましょう。

古物商の許可を得たなら、各地で開催されている古物市場に参加してみるのもオススメです。これからの業務の参考にもなりますし、良い品物を安く仕入れられる可能性もあるでしょう。

開業準備7:宣伝

集客のためには宣伝をしておくことが大切です。チラシを作って配る、広告をいれるなどの他にも、最近ではSNSで宣伝をする人も多く、一定の効果がありコスパも高く人気となっています。

資金が不足すると、宣伝にお金をかけない人もいますが、集客は経営の重要なポイントになるでしょう。費用を抑えるのならその分、人脈を使って宣伝をするなど、なにかしらの工夫をした方が良いかもしれません。

また、こうした古道具屋や骨董商の宣伝は、古物商の許可が下りてからでなければいけません。開業準備を行うにあたって、古物商の許可は早めにとっておく方が良いでしょう。ギリギリで許可をとると、宣伝する時間がなくなってしまうこともあります。

開業準備8:開業届け・法人設立届出書を出す

個人事業主となった場合は、開業をしてから1か月以内に税務署に開業届けを出さなくてはいけません。一方、法人を設立した場合は税務署に法人設立届出書を法人設立の2か月以内に提出する決まりとなっています。

ちなみに開業する前であっても届け出を先に提出する事は可能です。古物商の許可申請が時間がかかるため、先にしておくのも手です。

開業準備9:青色申告申請

個人事業主、法人として古道具屋や骨董商を営む場合、青色申告をした方が、メリットが高いとされています。白色申告の方が簡単なイメージがありますが、実際はそこまで手続きの面倒さはないので、節税ができる青色申告がおすすめです。年度から青色申告が出来るように準備をしておきましょう。

個人事業主の場合

個人事業主の場合、管轄の税務署に青色申告承認申請書を提出します。また、青色申告承認申請書を提出するには、開業届けも出さなくていけません。開業届けは開業から1か月以内、青色申告承認申請は基本的に開業から2か月以内に申請をしなければいけないという決まりがあります。

法人の場合

法人の場合は、個人事業主のケースと少し違いがあります。法人を設立した3か月以内、もしくは設立事業年度終了日のどちらか早い方までに青色申告承認申請を提出する必要がある点に注意しましょう。

まとめ

明日から開業しようと思っても、リサイクルショップを開業しようと思ったら多くの準備が必要になります。間に合わなくて慌てることがないよう、早め早めの行動に努めましょう。

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